国家統計局 10月の社会消費財小売総額の回復は比較的急速

2023-11-15 20:13:37  CRI

 国家統計局の報道官は15日、「10月の社会消費財小売総額は前年同月比で伸び率の回復が速かった。政策の効果が発揮され続けた一方で、9月29日から8日間にわたった中秋節・国慶節連休での旺盛な旅行ニーズや「双11」(ダブルイレブン、11月11日)のネットショッピングイベントの前売りなども貢献した」と述べました。

 10月の商品の小売額は前年同月比6.5%増で、伸び率は前月よりも1.9ポイント上昇しました。

 また、サービス消費が急成長を続けています。今年に入ってから社会や経済が全面的に通常通りになったことにつれて消費シーンは絶えず広がり、サービス消費の潜在力はさらに解放されました。1-10月のサービス小売額は前年同期比19%増で、増加率は1-9月に比べて0.1ポイント上昇しました。中秋節・国慶節大型連休期間中の旅行にけん引されて、旅行と関連業界の消費は回復・好転しつつあるとのことです。

 さらに、ネット販売の割合が上昇しました。電子商取引(EC)でのライブ販売などの急成長に後押しされ、中国での1-10月の実物商品のオンライン小売額は前年同期比で8.4%増加しました。社会消費財小売総額に占める割合は26.7%でした。

 国家統計局の報道官は、経済の持続的な回復に伴い雇用情勢の改善も進み、供給側では市場への供給が着実に向上し、改善されていることに加え、消費促進政策の効果も現れて、消費の回復と拡大の基礎は全体として絶えず固められつつあるとの見方を示しました。(藍、鈴木)

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