黄河流域で建設中の最も海抜が高く 最大設備容量を持つ水力発電所が貯水開始

2023-11-14 16:05:41  CRI

 青海瑪爾攩水力発電所が14日、正式に水門を下ろして貯水を開始しました。これは同発電所が発電前のラストスパートに入ったことを示しています。

 瑪爾攩水力発電所は青海省ゴロク・チベット族自治州の黄河本流に位置し、平均海抜は3300メートルに達しています。同水力発電所のダムの常時満水位は3275メートル、総貯水量は16億2200万立方メートル、利水容量(最低水位から常時満水位までの容量)は7億600万立方メートルとなっています。瑪爾攩水力発電所の貯水は2段階に分けて行われ、第1段階はダムの水位を3240メートルまで上げ、1基目の発電ユニットを稼働させます。第2段階ではさらに水位を常時満水位の3275メートルまで上昇させます。第2段階が完了するまでに要する貯水期間は約270日あまりです。

 瑪爾攩水力発電所の設備容量は合わせて232万キロワットで、黄河流域で建設中の発電所としては最も海抜が高く、最大の設備容量を誇ります。本格稼働後の平均年間発電量は73億キロワット時に達し、年間約220万トンの標準炭の節約に相当し、青海省および東部地区に大量のクリーンエネルギーを提供することになります。(ZHL、坂下)

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