国連機関 ガザ地区の医療機関保護に向けた行動を国際社会に呼び掛け

2023-11-13 11:36:35  CRI

 国連人口基金(UNFPA)アラブ国地域局長のベーカー氏、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表のアデル・ホドル氏、世界保健機関(WHO)の東地中海地域事務局長のアーメド・アル・マンダリ氏は12日、共同で声明を発表し、国際社会に対し、イスラエル軍によるガザ地区の病院を狙った継続的な攻撃をやめさせ、同地区にわずかに残された医療衛生システムを保護するための緊急行動を取るよう呼び掛けました。 

 報道によりますと、ガザ北部のいくつかの病院周辺での激しい衝突が、医療従事者や負傷者、その他の患者の安全なアクセスを妨げています。シファ病院では未熟児と新生児が停電、酸欠、水不足により死亡しました。多くの病院関係者によりますと、燃料、水、基本的な医療用品の不足が、すべての患者の命を直接的な危険にさらしています。 

 WHOは、ガザ地区で過去36日間に医療機関を狙った攻撃を少なくとも137件記録し、医療従事者16人の死亡と38人の負傷を含む521人が死亡、686人が負傷しました。  

 声明は、医療施設や民間人に対する攻撃は受け入れられず、国際人道法と人権法および関連ガイドラインに違反すると強調しました。ガザ地区では現在、医療機関の半数以上が閉鎖されています。声明は国際社会に対し、人道的停戦の即時実現、暴力の早急な停止、これ以上の死傷者の拡大防止、ガザ地区に残された唯一の医療衛生システムの保護、すべての医療機関への燃料、医療用品、水の供給を確実にするため、断固とした緊急行動を取るよう求めました。(雲、柳川) 

 

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