グリーンな越冬に力を尽くす

2023-11-12 16:42:54  CRI

 11月に入り、中国の北方地区は集中暖房シーズンに入るとともに、この時期ならではの大気汚染対策の難関期でもあります。これに伴い各地で「グリーンな暖房」における新しい方法の模索が続いています。生態環境部によると、中国北方地区では現在、3700万世帯以上の住民がグリーンな暖房を実施しています。

 内蒙古自治区は全国の57%の風力エネルギー資源と21%を超える太陽エネルギー資源を有しています。国が「グリーンな暖房」の供給を推進する背景の下で、内蒙古自治区は現地の情勢に応じて、風力エネルギーや太陽エネルギーなどの新エネルギーを利用して発電し、暖房につなげ、市民が暖かい冬を過ごせるだけでなく、きれいな空気という目標も実現しました。

 大気汚染対策の重点地域として、河北省の空気質の明らかな改善が見られています。この要因の一つはエネルギー構造の改善です。現在、河北省では石炭からガスまたは電気への転換のほか、現地の豊富な地熱を熱源として利用し、グリーン暖房への転換を推進しています。河北省は地熱の資源が豊富で、分布も相対的に集中しています。地熱による熱源の持続可能な発展を促進するため、河北省は近年、地熱を摂取するポンプなどの新技術の使用を普及させています。現在、保定市、邢台市、邯鄲市、雄安新区などですでに地熱による暖房の使用が普及しています。これにより年間石炭使用量を60万トン削減し、二酸化炭素排出量を139万トン削減することができ、河北省の大気汚染対策および環境改善に積極的な役割を果たしています。(TONG、CK)

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