北京
PM2.577
23/19

2023年世界インターネット大会烏鎮サミット展示場の様子
2023年世界インターネット大会烏鎮サミットが8日から10日まで浙江省嘉興市の烏鎮で開催され、世界から注目を集めています。同サミットでは世界最先端の5Gや人工知能(AI)、ビックデータ技術をテーマとする展示会やフォーラムなどが行われています。また、同サミットには米国や欧州、アジア、アフリカなどからインターネット業界の重要人物をはじめとする数多くの人が参加しました。

JEITA北京事務所の吉池直樹所長
同サミットに参加した日本の電子情報技術産業協会(JEITA)北京事務所の吉池直樹所長は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に対して、現在の中国のインターネット業の発展について、「中国はインターネット、サイバーセキュリティ、データ、AIに非常に力を入れていて、この分野での競争力が強い。今年になってテンセントやバイドゥなど多くの中国企業が新しいAI事業やサービスなどを開始した。中国はAI分野で技術面でも実用化の面でも、世界最先進の国の一つと言える」と述べました。
吉池所長は中日両国の企業の協力の可能性について、「日本企業は電子商取引(EC)やインターネットサービス分野で、中国の消費者向けのサービスに進出し切れていない。競争力も弱い。中国企業ともっと提携すれば中国市場に入り込めると思う」と指摘しました。

JEITA北京事務所の吉池直樹所長(前列中央)
吉池所長はまた、「中国企業の方向として、IoT(モノのインターネット)や工業インターネットなどの分野での関連サービスの開発を強化している。中国企業は技術力があり、競争力も強い。ヨーロッパなどの企業も中国に進出してくる。日本企業は中国市場に入らなければ市場シェアを失う恐れがある。また、中国企業がアフリカや南アジア、東南アジアなどの第三国にも次々に進出していく。日本企業もグローバル・サウスの市場を狙っているので、今後は中国企業と競合するか協力するかなどの課題を含めて、中国企業の動きを日本に伝えていく」と、現状分析とJEITA北京事務所長の仕事の方向性を披露しました。(取材:任春生 校正:鈴木)