中国 2022年の地理情報産業の総生産額は7700億元超

　浙江省湖州市で8日から3日の日程で開催されている第1回中国地理情報産業測量・地図作成大会で10日、「2022年の中国国内の地理情報産業の総生産額は7787億元（約16兆円）で、伸び率は3.5%に達した。産業構造の規模は拡大しつづけており、地理情報産業チェーンがほぼ完備された」などが明らかにされました。

　中国の地理情報産業の関連企業は2022年末時点で19万3000社を超え、従事者は400万人近くに達しました。今年に入ってからはデジタル経済の急速な伸びに伴い、地理情報技術の応用シーンが拡充され、自動運転やデジタルアース、移動手段のシェアリングなどの融合型新業態の成長につながりました。

　中国自然資源部は、2021年から2025年までの「第14次5カ年計画」期間中の国の施策について、「北斗衛星測位システムや衛星リモートセンシング、地理情報応用などを重点として、地理情報のサービス輸出拠点の構築を推進し、企業の国際業務の開拓を支援していく」と表明した上で、「各種の地理情報資源を順序立てて社会に開放し、リモートセンシング応用サービス、地理情報と地図サービスなどの分野の急速な発展を支えていく」ことを明らかにしました。（朱、鈴木）