IMF 2023年中国の成長率を5.4%と予測

2023-11-08 13:46:36  CRI

 国際通貨基金(IMF)は7日、中国経済の成長率は政府の成長目標を実現でき、コロナ危機後の回復する強い勢いを物語っていると明らかにしました。

 IMFの公式サイトによると、2023年の中国の国内総生産(GDP)成長率は5.4%、2024年は4.6%だと予測され、10月の「世界経済見通し(WEO)」報告書の予測よりいずれも0.4ポイント上方修正しました。理由は第3四半期の成長が予想を上回ることや、発表した一連の最新政策にあります。

 IMFは、「中国は喜ばれる政策を出し、不動産市場の回復をサポートしたが、経済回復の促進やモデルチェンジ中の経済コスト削減のため、より多くの行動を取る必要がある」とみています。

 IMFは、「不動産業界に必要な調整、構造改革を行い、地方政府の債務問題の解決を背景に、マクロ経済支援策を出すことを通じて経済活動を刺激する必要がある。高齢化、投資収益の下落、経済の地域的不均衡などのマイナス要素により、中長期成長が抑止される可能性がある。このため、生産率引き上げ、バランス調整支援、脱炭素化の実現などを目指す全面的な市場化構造改革は新たな成長要素を支援するほか、よりバランスの取れた包括的でグリーンな成長を促進できる」と指摘しました。

 また、IMFによれば、中国は世界貿易機関(WTO)が出した各種イニシアチブにおいて重要な役割発揮を続けており、紛争解決のメカニズム回復と良好な役割発揮に中国が果たした努力は歓迎に値するものです。気候変動と債務危機対応などグローバルな課題に中国はますます力強く取り組んでいます。これは中国と世界にとても重要だと判断されました。(殷、野谷)

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