北京
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中国の税関総署は7日、今年1~10月の中国の貨物貿易の輸出入総額が前年同期比0.03%の微増となる34兆3200億元(約708兆8800億円)だったと発表しました。
そのうち、輸出は0.4%増の19兆5500億元(約403兆8000億円)、輸入は0.5%減の14兆7700億元(約305兆700億円)となっています。10月単月では、中国の輸出入額は前年同期比0.9%増の3兆5400億元(約73兆1200億円)で、月間の輸出入の好転状況がさらに堅調になっていることがわかりました。
「一帯一路」共同建設に参加する国に対する中国の今年1~10月の輸出入額は、前年同期比3.2%増の15兆9600億元(約329兆6500億円)で、中国の貿易全体に占める割合は46.5%となっています。そのうち、東南アジア諸国連合(ASEAN)に対する輸出入額は0.9%増の5兆2300億元(約108兆円)で、中・東欧諸国への輸出入額は2.7%増の7811億1000万元(約16兆1300億円)、中央アジア5カ国への輸出入額は34.8%増の5053億5000万元(約10兆4400億円)となっています。
中国の東北3省(遼寧省、吉林省、黒竜江省)の今年1~10月の輸出入総額は前年同期比1.9%増の1兆200億元(約21兆円)となっています。これについて、税関総署統計分析局の呂大良局長は、「東北3省の1~10月の合計輸出入規模は、同時期としては史上初めて1兆元(約20兆6500億円)を突破し、伸び率は中国全体の水準を上回った。東北地域の全面的な振興推進は新たな成果を上げた」と述べました。(りよう、坂下)