中国 「竹でプラスチックを代替する」3カ年行動開始を宣言

2023-11-07 21:16:27  CRI

 国家林業草原局と国際竹籐ネットワーク(INBAR)が7日に共同で主催した第1回「竹でプラスチックを代替する」国際シンポジウムで、中国は「竹でプラスチックを代替する」3カ年行動の開始を発表しました。

 中国は今後3年間、科学技術の革新・向上、産業エコロジーの育成、生産と販売のマッチング促進など七つの重点的行動を実施することで、2025年までに「竹でプラスチックを代替する」産業システムを基本的に構築し、製品の品質や種類、産業規模、利益をさらに向上させ、重点製品の市場シェアを顕著に引き上げます。2022年と比べ、プラスチックに代わる竹の主要製品の総合付加価値を20%以上高め、竹材の総合利用率を20ポイント引き上げる計画です。

 中国は竹資源が豊富で、関連産業は大きな潜在力を秘めています。中国には837種類の竹があり、分布面積は756万ヘクタールで、竹材の年間生産量は1億5000万トンに上ります。竹材加工企業は現在1万社以上あり、竹産業発展計画によると、中国の竹産業の生産高は2035年までに1兆元(約20兆円)を超えるということです。(鵬、坂下)

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