<輸入博>中国経済の未来に自信 今後も投資拡大へ=資生堂中国代表

2023-11-06 11:29:17  CRI

 第6回中国国際輸入博覧会が上海市で5日に開幕しました。今回は過去最多となる154の国・地域からの出展を集めています。

 今年で5回目の出展となる化粧品大手・資生堂は、従来の製品や技術展示に加えて、40個の新商品の発表を行うことを明らかにしました。毎年輸入博で新商品を発表することに「こだわっている」ことについて、資生堂中国の梅津利信総裁兼CEOは、「輸入博はとても大事で、そのインパクトを感じている」とし、輸入博が企業にもたらすブランド認知の影響力を高く評価しました。

 今年、中国は「改革開放」政策の実施から45年を迎えます。資生堂は「改革開放」後、初めて中国市場に進出したグローバルビューティー企業です。今後の中国マーケットについて梅津総裁兼CEOは、「中国市場の投資機会、成長の可能性を感じている」と語り、中国政府が政策面において「開放」を後押ししていることで、「企業がイノベーションをしやすい環境を作り出し、外資企業を含めて制度面で恩恵を受けている」との考えを示しました。また今回の輸入博では、資生堂が中国政府の後押しを受けて実現したイノベーションの成果を取り入れた商品が発表され、今後もグローバル展開を推進していくことを明らかにしました。

 また、近年の中国消費者の動向について、「もっと美しくなりたい。より高い効果、より高機能のサービスを受けたいという欲求がすごく強く感じられる」との印象を語り、今後の中国市場について、中国市場は同社において最大の海外マーケットであり、海外市場で最大の売り上げを得ているとして、「42年前から中国市場で投資をはじめ、今もなお投資を行い、中国経済の未来に自信を持っている。今後、中長期を見据えてしっかりと投資をしていく」と投資拡大への意欲を示しました。(取材:RYU 校正:MN)

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