北京
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人工知能の安全な活用に関する初の国際会議「AI安全サミット」が1日と2日の両日、イギリスのブレッチリー・パークで開かれました。ロイター通信によれば、米EV大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2日、ロンドンでイギリスのスナク首相と会談した際、中国のサミット参加を歓迎する考えを示しました。
ロイター通信は、「初のAI安全サミットには最先端技術を持つ企業と国家の代表らが一堂に会し、AIのリスクを共有し、安全確保に向けた対策について初歩的に合意することが目的だ」と報道しました。マスク氏は2日にスナク首相と会談した際、中国をサミットに招待したスナク氏の決定を称賛し、「中国の招請は必要だ。もし、中国が参加しなければ、サミットは意味がない」と語りました。
ロイター通信の報道によりますと、マスク氏はまた、もし米国、英国、中国が安全問題で足並を揃えられるなら良いことだと付け加えました。
イギリスは既に9月に、初回のAI安全サミットに中国を招請すると発表していました。イギリスのクレバリー外相は、「もしAIの最先端技術を持つ国の一つである中国を排除すれば、イギリス国民をAIのリスクの影響から守ることはできなくなるからだ」と述べています。
スナク首相は以前に、「中国に参加を要請したことは絶対に正しいと信じている。中国を排除すべきという意見を持つ人がいるのは承知しているが、世界中すべての最先端AI技術を持つ大国と関わる努力なくして、真のAI戦略は立てられない」と語りました。(殷、坂下)