中国再生イネの1ムー当たり収穫高が562キロに

2023-11-02 15:30:10  CRI

稲刈りの最中の隆回県再生イネモデル田

 中国中部の湖南省邵陽市隆回県の再生イネモデル田でこのほど、再生イネの収穫高測定が行われました。現場で測定した結果、再生イネの1ムー(およそ0.0667ヘクタール)当たりの平均収穫高は562.2キロに達し、湖南省の再生イネの収穫記録を更新しました。

 再生イネとは、よく言われる2度まき・収穫の稲作モデルで、つまり1回目の稲を刈り取った後、イネ茎を利用して再び苗を出して穂を伸ばし、さらに1期のイネを収穫するというものです。

 湖南省邵陽市隆回県のこの再生イネ高収量科学研究拠点は中国ハイブリッド米の収穫高の記録を何度も更新しています。中国水稲研究所、湖南省農業農村庁などの専門家からなる専門家チームが、現場で農業農村部の再生イネ収穫高測定方法に基づき、脱穀、不純物除去、水分除去、重量測定という科学的な方法で測定を行いました。

 この科学研究拠点による再生イネのモデル栽培は今年が2年目で、栽培面積は50ムー(約3.3ヘクタール)です。1期目の1ムー当たり収穫高は817.2キロで、2期目の再生イネの1ムー当たり生産量562.2キロと合わせると、通年の1ムー当たり収穫高は1379.4キロに達し、現在の湖南省の再生イネモデル田での最高収穫高となりました。同拠点は「緑肥(植物そのものを肥料の一種として利用すること)+1回目の収穫+再生イネ」という栽培モデルを採用し、早まき、規範化された田植え、科学的な水と肥料管理などの技術により、2回目の収量増を実現させました。(非、坂下)

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