中国 2025年めどに環境にやさしい「竹素材で脱プラスチック」産業システムを構築

2023-11-02 20:03:12  CRI

 国家発展改革委員会などの政府部門はこのほど、プラスチック汚染対策の一環である「竹素材で脱プラスチック」3カ年行動計画を発表しました。

 「行動計画」では、2025年をめどに「竹素材で脱プラスチック」産業システムをほぼ確立することが掲げられており、竹製品の品質や種類、産業規模、総合的効果を向上させ、重点製品の市場シェアを大幅に高める方針が示されました。また、主要製品の付加価値を2022年比で20%以上、竹材の総合利用率を20ポイント高める目標も定められました。

 中国は今後、竹資源が豊富で関連産業の基盤が比較的良好な地域を選び、5~10カ所の「竹素材で脱プラスチック」の応用・普及基地を建設して技術開発、製品規格の制定、ブランド構築などを展開し、現地での「竹素材で脱プラスチック」事業の発展の基盤を固めていきます。

 現状では竹製品関連の産業は規模が小さく、生産量が少なく、コストが高く、技術と設備が比較的立ち遅れているなどの問題があります。「行動計画」は科学技術のイノベーション向上行動、産業エコロジー育成行動などの七大行動を盛り込んでいます。また、各地域と関係部門がプラスチック製品を代替する竹製品産業の発展を推進する手かがりとなる「竹素材で脱プラスチック」主要製品カタログ(2023年版)」も同時に発表されました。(ZHL、鈴木)

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