北京証券取引所上場企業の9割弱が黒字 今年1～9月

　北京証券取引所の10月31日付発表によりますと、同取引所の上場企業225社が同日までに第1～3四半期（1～9月）の財務報告を発表しました。全体的に見ますと、「成長を安定させ、信頼感を高め、消費を促す」一連のマクロ政策支援のおかげで、同取引所上場企業の9割弱が黒字を達成し、経営業績も好調で、安定・回復傾向が徐々に現れています。 

　今年1～9月の北京証券取引所上場企業の合計売上高は前年同期比2.59%増の1203億5100万元（約2兆4070億円）でした。黒字を達成した企業は201社で全体の9割弱を占めました。全体の6割の企業は売上高が前年同期より増え、うち16社が伸び率50%超、17社が売上高10億元（約200億円）超、76社が売上高3年連続プラス成長を達成しました。 

　北京証券取引所上場企業はイノベーション駆動戦略を堅持し、研究開発への投資を拡大しています。今年1～9月の研究開発費は前年同期比8.02%増の計51億8900万元（約1037億8000万円）で、うち研究開発費が前年同期を上回った企業は全体の7割超でした。（Lin、柳川）