中国 再生可能エネルギーの設備容量が火力発電を上回る

2023-11-01 12:20:52  CRI

グリーン発展を後押しする中国・青島の「屋上太陽光」発電 

 国家エネルギー局の10月30日付発表によりますと、今年第1~3四半期(1~9月)の全国の再生可能エネルギー新規設備容量は前年同期比93%増の1億7200万キロワットに達し、新規設備容量の76%を占めました。うち水力発電が788万キロワット、風力発電が3348万キロワット、太陽光発電が1億2894万キロワット、バイオマス発電が207万キロワットでした。中国の再生可能エネルギー設備容量規模は「新たな突破」を絶えず達成し、9月末時点の全国の再生可能エネルギー設備容量は同20%増の約13億8400万キロワットで、全国の総設備容量の49.6%を占め、火力発電の設備容量を上回っています。 

 1~9月の全国のエネルギー消費は持続的な伸びを見せました。第一陣の大型風力発電・太陽光発電基地はすべて着工し、第二陣の基地も続々着工し、第三陣の基地のプロジェクトリストが正式に発表・実施されました。農村部における風力・太陽光発電や洋上風力発電の発展を強力に推進しています。通常の水力発電所や揚水発電所などの重点プロジェクトの建設も急いでいます。 

 1~9月の再生可能エネルギーの発電量は安定した伸びを見せました。全国の再生可能エネルギー発電量は2兆700億キロワット時に達し、発電総量の31.3%を占めました。うち風力と太陽光による発電量は前年同期比22.3%増の1兆700億キロワット時に達し、同期間の都市部・農村部住民の生活電力消費量を上回りました。 

 1~8月の非化石エネルギー重点プロジェクト投資額が全国のエネルギー投資総額に占める割合は4割を超えました。太陽光発電関連の投資額は3500億元(約7兆円)を超え、うち湖北省、広東省、雲南省、新疆ウイグル自治区は、投資額の前年同期比伸び率がいずれも200%を超えました。(Lin、柳川) 

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