故宮で「彫版館」が開館 木版文化財1万5000点が初公開

2023-10-31 15:57:41  CRI

清の乾隆内府が金粟山蔵経紙を模倣した朱と墨の重ね刷りによる『御書千手千眼観世音菩薩大悲心陀羅尼』

 北京市内の故宮博物院の敬勝斎で30日、「吉光片羽――故宮博物院蔵清代宮廷彫刻文物展」の開幕式が行われました。「吉光」とは伝説中の神馬の名で、「片羽」はその毛皮のひと切れの意味であり、残存する貴重な文化財を示す言葉です。

 故宮博物院は所蔵する木版文化財の整理や保護、研究を行った上で、太和門の内側南東にある、かつては内務府の倉庫だった崇楼と午門広場の両側にある朝房に「彫版館」を開設し、この「彫版館」で倉庫式陳列により文化財1万5000点余りを展示する「吉光片羽――故宮博物院蔵清代宮廷彫刻文物展」を始めました。故宮博物院が設立されて以来、この種の特別文化財展示会が開催されるのは初めてです。

 中国の伝統的な木版彫刻印刷術は歴史を通じた中国人の知恵の結晶であり、その発明は文化の伝播や情報の共有を促進し、世界の文明プロセスを推進しました。故宮の彫刻文化財は人類の大規模な印刷活動の痕跡を比較的完全に保存し、中華文明の数千年にわたる歴史の物証であり、中国の典籍史や印刷史、宮廷史の研究に実物の根拠を提供するものです。

 31日には、新たに設立された彫版館で、この展示会の一般公開が始まりました。(藍、鈴木)

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