国連総会 イスラエル・パレスチナ紛争に関する緊急特別会合を再開

　国連総会は現地時間26日、イスラエル・パレスチナ紛争に関する第10回緊急特別会合を開きました。 第78回国連総会のデニス・フランシス議長はこの日の声明で、民間人に対するすべての攻撃を非難しました。また、加盟国に対し、この会議を契機として、憎悪の炎をこれ以上燃え上がらせないよう促し、人命救助と暴力終結のために目的の統一と行動の一致を呼びかけました。

　パレスチナ国連常駐オブザーバーのリヤド・マンスール氏は、現在ガザで起きているのは戦争ではなく、すべてのパレスチナ人に対する無差別攻撃だとし、「パレスチナ人の権利はあまりにも長い間無視されてきた」と述べました。

　イスラエルのギラド・エルダン国連大使は、「イスラエルの目標はハマスの活動能力を完全に破壊することであり、そのためにはあらゆる手段を講じる」と述べました。

　ヨルダンなどは、パレスチナとイスラエルの情勢に関する決議案を総会議長事務室に提出しました。ヨルダンのアイマン・サファディ副首相兼外相はアラブ諸国を代表して発言し、国際法を遵守し、平和と正義、そしてパレスチナとイスラエルの子どもが戦争や恐怖から解放されて生きる権利を守るよう呼びかけました。

　会合では、各国代表の発言が終わった後、ヨルダンなどが提出した国連総会決議案の採決が行われます。（hj、藤井）