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杭州アジアパラ競技大会の女子シングルスC7決勝で金メダルを獲得した王叡選手
25日に行われた杭州アジアパラ競技大会卓球女子シングルスC7決勝で、四川省出身の王叡選手が中国の卓球チームに初の金メダルをもたらしました。
2008年5月12日に四川大地震が発生した時に、15歳で高校受験を控えていた王選手は、教室で勉強をしていました。王選手は崩れた建物に生き埋めになってしまい、10時間以上が経過して救出されましたが、コンクリート板の下敷きになっていた右足は筋肉組織が壊死しており、切断するしかありませんでした。王選手はリハビリのために2009年に、成都市の障害者チームで卓球を始め、本格的に卓球の訓練を受け始めました。
王選手は、16歳で卓球を始めたのは遅いスタートだったので、練習量を増やして基本的な技術を向上させねばならないと考えました。王選手によると、「一番大変だったのは、義足をつけていることでした。義足と接する部分の皮膚がいつも擦れて傷ついて痛かったです。でも、毎日8時間以上の練習を続けました」とのことです。
王選手は初めて公式出場した卓球の競技会である2010年の四川省障害者大会で、金メダルを獲得しました。2013年には国家代表に選出され、2014年の仁川アジアパラ競技大会と2018年のジャカルタアジアパラ競技大会では卓球TT7クラスのシングルスで2大会連続優勝し、2021年の東京パラリンピックの卓球団体でも優勝しました。
王選手は「卓球が私に与えてくれたのは競技場の栄誉だけではなく、すべての困難に打ち勝つ勇気です。身体障害である劣等感を抱いたり、他人の視線を気にしたりすることなく、前向きに太陽に向かって生きています」と語りました。(hj、鈴木)