北京
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中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の「『文明とは何か(何以文明)』世界巡回展・エジプト特別展」の始動式が現地時間26日、カイロの中国文化センターで行われ、慎海雄中国共産党中央宣伝部副部長・中央広播電視総台長がビデオメッセージを寄せました。在エジプト中国大使館の代表およびエジプトの文化・メディア界など関連機関の責任者ら100人余りが出席しました。
慎海雄台長はあいさつの中で、「長く続く歴史の中で、中華文明と古代エジプト文明は互いに補完し合い、相乗効果を発揮しながら人類文明の進歩に重要な貢献をしてきた。そして今、中国国民は中華民族の現代文明の建設に努め、人類文明の発展の新たな進歩を促進している。CMGはメディアの使命を受け継ぎ、中華文明を革新的に発信し、中国とアラブ諸国の人的・文化的交流を強化し、中国とアラブ諸国の文明に関する対話を推進し、中国とアラブ諸国の人々の相互理解の促進に知恵と力で貢献していきたい」と語りました。
また、在エジプト中国大使館の張涛臨時代理大使は、「今回の特別展は二つの古い文明が対話する現実的な意義を生き生きと示しているだけでなく、両国の伝統的な友情をつなぎ、文明の相互の学び合いを深く推進するという素晴らしいビジョンも十分に体現している。中国とエジプトの各界の人々がこれを契機として、両国の人文分野での交流と協力をさらに強固なものにし、発展させ、古い文明が交流し、互いに学び合い、融合する中で絶えず新たな生命力を発揮するよう促し、中国とエジプトの『一帯一路』共同建設の質の高い発展を推進することを期待している」との考えを示しました。
このほか、大エジプト博物館(GEM)のアリ・アブドゥル・ハリム館長は、「エジプトと中国はいずれも偉大な国であり、悠久の歴史、光り輝く文明、輝かしい豊かな文化芸術を有しており、人類社会発展の重要な力として貢献してきた。今回のエジプト特別展が両国国民の互いに対する理解と認識をさらに深め、両国の友好という民意の基盤を突き固め、各分野の実務協力が絶えず新たな進展を遂げるよう後押しすることを希望する」と述べました。(非、坂下)