北京
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最近、欧州の一部地域で猛威を振るうトコジラミが韓国の公共の場所や校舎などに出没し始め、市民が不安を募らせています。現在、仁川(インチョン)と大邱(テグ)の2カ所でトコジラミが見つかっています。現地の一部の学生アパートでもトコジラミに刺されるケースが多発しています。大邱市にある啓明大学は18日、トコジラミが発見された学生寮の個室は以前イギリス人留学生が使用していた部屋で、現在は空いており、使用を禁止すると発表しました。また、学生寮、校舎を含むキャンパス全体を全面的に消毒することが決められました。
韓国の大学のマンションがトコジラミを全面駆除
現地の害虫駆除専門会社によると、最近、依頼が殺到し、毎週トコジラミの駆除に関する問い合わせを何件も受けており、特にヨーロッパ人がよく訪れる旅館や韓国式サウナの汗蒸房が多いということです。仁川市内にあるいくつかの汗蒸房は、トコジラミが発生したため、整備休業を余儀なくされました。
トコジラミは吸血性の寄生虫で、主に人の血を吸います。体が小さくて、夜間に活動するのが好きです。1970~80年代、殺虫剤の普及に伴い、韓国本土ではトコジラミがほとんど姿を消しましたが、今また巻き返しの傾向を見せています。関係者は、現在、韓国国内で発生しているトコジラミは主に入国者の荷物を通じて流入しており、欧米では殺虫剤がよく使われているため、これらのトコジラミには強い耐性があると懸念しています。(藍、野谷)