北京
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中国東部の杭州で19日午後に行われた第4回アジアパラ競技大会の男子車いすバスケットボールの試合で、中国はフィリピンを83-34で下しました。中国代表の背番号9の若手、秦旭磊は17得点を挙げました。

今から10年前、13歳だった秦は、中央テレビ局(CCTV)の番組に出演し、米プロバスケットボールNBAで活躍していたコービー・ブライアント氏(2020年1月にロサンゼルス近郊でのヘリコプター事故で死亡)との初対面を実現しました。勇気を持って困難に負けず頑張る秦の姿をコービー氏は称賛しました。今や選手としてアジアパラ競技大会の舞台に立った秦には、新たな奮闘目標があります。

秦旭磊
秦は3歳の時に交通事故で足を失い、活動的だった性格は内向的になりました。学校の体育の授業でバスケのシュートを試し、一発で決められたことが、秦のバスケへの情熱を呼び起こしました。その後、バスケットボールコートにはいつも秦の姿があり、性格も明るく変わりました。バスケを楽しむ写真がSNS上に投稿されたことがきっかけで、世間から注目され、車いすバスケの専門的なトレーニングを受け始めました。
13年にCCTVの番組に出演し、憧れのコービー氏と初対面した秦は、「僕も一緒にバスケをしたい。シュートを教えてください」と興奮のあまりややしどろもどろに話しました。コービー氏は秦の隣で熱心にコツを教え、優しく抱き締めました。
コービー氏は記念として、「Live to challenge with love(愛を持って、チャレンジするために生きる)」と書いたバスケットボールを秦にプレゼントしました。このメッセージが、バスケの夢を追い求める秦を励まし続けてきました。
秦は努力の結果、車いすバスケの中国代表に選ばれ、アジアパラ競技大会の舞台に立ちました。秦は「バスケは自分の体の一部だ。挫折したり悔しい思いをしたりした時、バスケを通じてそれらを解消できる。バスケは僕の前進を支える信念だ」と話しています。
秦は今回のアジアパラ競技大会で表彰台に上ることを目標にしています。今後の夢はパラリンピック出場です。「一歩一歩頑張っていく」と決意を表明しました。(殷、柳川)