餌を与えられることになれた中国青海のオオカミ ネットで議論に

2023-10-23 10:53:31  CRI

 最近、ある中国人ネットユーザーが、中国西部の青海省ココシリの野生のオオカミが観光客や運転手に餌を与えられつづけたために、「全く違うオオカミに」なったと紹介する動画をネットに投稿しました。オオカミは体つきが丸くなり、さらに通りかかる車に尻尾を振ったり、腹を出したりして甘えて餌を求めることもするようになりました。

 この「餌を与えられた」野生オオカミはネットで急速に注目されるようになり、多くのユーザーが議論することになりました。一部のネットユーザーからは、「優しい目つきになった」「頑張りたくなくなった」などといった書き込みが寄せられました。一方で、勝手に餌をやるのは、「善意が出発点だとしても悪い結果をもたらす可能性がある。人為による動物の生存の法則への介入だ」と懸念する声もあります。

 青海省の道路沿いでは、野生のオオカミが餌を与えられることは珍しくありません。ネットでは同様の動画が以前から投稿されており、オオカミのほかにヒグマなどの野生動物も餌が与えられています。野生動物研究の専門家によると、自然の生態系には複雑な食物連鎖が存在します。動物の生老病死や優勝劣敗は自然の法則であり、野生動物の生存法則に対する人為介入は不適切であり、よくない結果を生む可能性があるとのことです。

 西寧野生動物園の副園長で青海野生動物救護繁殖センターの斉新章副主任も同件について、「餌を与える人の善意を信じたいが、善意には理性の支えが必要だ。さもないと、善意に基づいて悪い事をする可能性がある」と述べました。(Mou、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集