中国で宅配便が1000億件突破 前年より39日前倒し

2023-10-23 13:03:14  CRI

 国家郵政局によれば、中国では23日午前、今年1000億件目の宅配荷物が受け付けられました。年初来の宅配便が2022年より39日早く1000億件に到達したことで、中国経済の改善しつづける力の強さが改めて示されました。

 郵便宅配業は今年になってから、急速に伸びています。3月以降は単月の宅配件数が100億件を超え、月平均の売上高は900億元(約1兆8500億円)を超え、過去最高でした。

 国家郵政局市場監督管理司宅配管理処の責任者は、これらの業績は供給側と需要側の共通努力によるものだとの見方を示しました。需要側については、「中国は超大規模な市場という強みがあり、消費市場は回復しつつある。マクロ経済が良好な状態に向かっていることで、業界の発展エネルギーが大いに放出され、業界全体の持続的拡大を有効に後押ししている」と分析し、供給側については、「都市部と農村部の均衡がさらに取れており、地域差が縮小されている。インフラはさらに整備された」と指摘しました。また、「『宅配が農村への進出』プロジェクトの実施を通じて、宅配企業は農村地区での投入増加やネットワークの整備に力を入れてきた。消費財の農村への進出や農産物の都市部への進出といったルートがさらに円滑化された」と説明しました。

 国家郵政局の宅配ビッグデータプラットフォームに基づいた分析により、業界の高水準の発展が続き、特に中西部地域の宅配業務量の増加が続いていることが分かります。また、時間効率の面も改善され、3日間内の配達達成率が鮮明に向上しました。

 今年の1000億件目の宅配便は京東アジア1号青島物流園から発送されたもので、青島市内の消費者が同日朝にネット通販で購入したダウンジャケットでした。(朱、鈴木)

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