4カ月間隔で他界した娘と父 いずれも「ボディ・先生」に

2023-10-20 14:29:56  CRI

 「最も美しい白衣の天使」と呼ばれる孫宇鑫さん

 中国北西部の陝西省渭南市に在住していた孫樹海さんは14日に、52歳で病没しました。孫さんは4カ月前に亡くなった娘と同様に、自分の遺体を西安交通大学医学部に献体しました。中国の医学界では、医学校へ送られ、学生たちが解剖学を学んだり、手術の練習をしたりするのに使われる遺体のことを尊敬の念を込めて「ボディ・先生」と呼んでいます。多くのネットユーザーが孫さん父娘の行いに感動しました。

 孫さんの娘の孫宇鑫さんは4カ月前に西安交通大医学部の「ボディ・先生」になりました。彼女は生前、渭南市で看護士の仕事をしていましたが、今年6月5日に23歳の若さで病没しました。彼女は人生の最期を迎えるに当たって、自分の遺体と角膜を寄贈し、最後の力を尽くして他人を助けることにしました。彼女の行為は報道されて、渭南市の人々から「最も美しい白衣の天使」と呼ばれるようになりました。

 実は孫宇鑫さんは2歳の時に事故で母親を失い、父親と互いに頼り合って生きてきました。そして今年になり大学を卒業して、望みどおりに看護士となりました。しかし、就職してわずか1カ月後に心血管腫瘍にかかったと診察され、治療の甲斐もなく他界しました。

 孫宇鑫さんは生前、「人は死んだら、焼かれてただの土になる。医学に貢献した方がよい」と語り、大学生だった時から献体する考えがあったということです。6月5日に亡くなり、その角膜を移植することで、患者2人に光をもたらしました。

 彼女が他界してから4カ月後に、父親の孫樹海さんは急性の腎不全で亡くなりました。孫樹海さんも娘と同じように「医学のために自分の出来る貢献をしたい」と考え、西安交通大医学部の「ボディ・先生」になることを決めていました。

 10月14日午後、孫樹海さんは親友の立会いの下で遺志を叶えました。(Lin、鈴木)

 

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