北京
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中国南部にある広東省深セン市公安局が発表したところによると、深セン市公安局はこのほど、市内の羅湖区で「ワンタッチ警察通報」という便利なサービスを導入しました。中国語の「緊急報警求助(緊急通報サポート)」、英語の「SOS」の文字が記されているこのサービス用の装置は、わずか数秒で応答できる機能を備えており、通報に対して短時間で効率的かつ確実に対応できます。
ロボット式「ワンタッチ警察通報」装置
この「ワンタッチ警察通報」装置には、統一の赤と青のランプや「緊急報警求助(緊急通報サポート)」、「SOS」といった中国語と英語の標識が取り付けられているほか、管轄する区域の警務室、交番、通関地、観光地、公園など、地域ごとに異なる特徴や応用シーンに基づいて、壁掛け式、支柱式、交番式、ロボット式の四つの仕様があり、それぞれの場所に設置されています。
深セン市公安局の「ワンタッチ警察通報」装置
このサービスは主に、携帯電話などの通信機器を所持していない、中国国内での通報方法がわからない、深センは初めてで、場所がよく分からない人たち、それに、情報や助けを求め、サポートが必要な高齢者や幼児向けに提供されており、「110番通報」の進化版ともいえます。
支柱式「ワンタッチ警察通報」装置
現在、羅湖区では区内の全247校の学校と25カ所の病院にこの装置を設置し、区内の夜間経済エリア、繁華街、治安上の重点防犯ポイントなど105カ所を選んで、重点的な試行地域を設置しています。現在、市民の通報や救助要請にはわずか数秒で対応でき、警察が短時間で効率的かつ確実に状況を処理できるようになっています。(ミン・イヒョウ、坂下)