慢就业

慢就业（màn jiù yè）スロー就職

【意味】

　「慢」はゆっくり、「就业」は就職する。「慢就业」で「スロー就職」という意味となります。雇用市場に参入していない大学卒業生のことを指します。「慢就业」の概念には、「進学」と「就職を一時的に見合わせる」の2つの意味が含まれています。

　進学、就職、起業、フリーランスなど、今では大学生が卒業してキャンパスを出た後により多くの選択肢があります。国家統計局上海調査総隊が2023年4月中旬に今年の大学卒業生4000人余りを対象に行った調査研究の結果を見ると、回答者の38.0％が「慢就业」を選ぶと答え、そのうち32.0％は「進学」を理由に挙げ、6.0％は「就職を一時的に見合わせる」が理由だとしました。

　調査結果を見ると、今年はこの「慢就业」の現象が特に目立つことがわかりました。過去数年間の調査では、「慢就业」を選ぶ割合は全体的に上昇傾向にあり、2015年は15.9％、23年は38.0％で、8年間に22.1ポイント上昇しました。

　主観的な原因として、大学生が「自身の競争力を高めるため」であり、長期的プランをよく考えた理性的な選択だと言えます。一方で、客観的な原因として、大学生の「親の世代に経済的余裕がある」、「親の支持がある」があり、「慢就业」を選択する際の物質的な保証と精神的な支えになっています。調査によれば、大半の家庭が子どもの「慢就业」の選択を支持するとしています。「支持する」と答えた家庭は91.0％に上った一方、明確に「支持しない」と答えた家庭はわずか2.5％でした。

【使い方】

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