北京
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「ジャカルタ・バンドン高速鉄道を一言で表すなら『速い』。本当に速くてかっこいい!」
設計時速350キロのジャカルタ・バンドン高速鉄道の運行開始はインドネシア国民の夢が実現する瞬間であり、また、この鉄道はすべてのインドネシア人が誇りとする国家プロジェクトでもあります。
中国とインドネシアによる「一帯一路」共同建設のフラッグシップ・プロジェクトであるジャカルタ・バンドン高速鉄道は、中国高速鉄道の全システム、全要素、全産業チェーンの海外進出「第1号」であり、多くのファンを持つ人気の鉄道でもあります。
高速列車の車両はインドネシア現地の文化を融合させた赤と銀色で塗られ、インドネシアの「国宝級動物」であるコモドドラゴンをモチーフにしていることから、ジャカルタ・バンドン高速鉄道は「赤いコモド」という愛称を持つことになりました。
インドネシアは、世界最大の島しょ国であり、地形が分散し、交通インフラの整備が遅れているため、発展が制約されてきました。2015年に習近平国家主席がインドネシアを訪問した際、両首脳は両国の高速鉄道プロジェクト協力文書の署名に立ち合いました。
ジャカルタ・バンドン高速鉄道はインドネシアの首都ジャカルタと四番目に大きな都市であるバンドンを結び、2018年に全面着工しました。
インドネシアのみならず東南アジア初の高速鉄道であるジャカルタ・バンドン高速鉄道は、この島国が経済繁栄の道を歩み出すという夢を載せています。この10年間、「一帯一路」の共同建設が中国とインドネシアを共同発展の「高速列車」に乗せました。(非、坂下)