スリランカ大統領「『一帯一路』参加で世界的課題の解決策を探りたい」

　スリランカのウィクラマシンハ大統領はこのほど首都コロンボで中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の独占インタビューを受け、「世界は新型コロナウイルス感染症、気候変動、債務危機などのグローバルな課題に直面している。『一帯一路』の国際協力への参加を通じて解決の道を共に探りたい」と述べました。

　「一帯一路」の共同建設についてウィクラマシンハ大統領は、「一帯一路」協力枠組みの下で中国との貿易関係をさらに強める意向を示し、「多くの中国製品がスリランカの市場に参入しているように、われわれの製品も中国市場にさらに進出することができる。このような機会とより多くの投資を得て、スリランカの経済発展を推進していきたい」との考えを示しました。

　また、現在の国際秩序について、ウィクラマシンハ大統領は、「自由貿易は国際的な商品流通と通貨流通に多くの利便性を提供し、スリランカやアジア全体に発展のチャンスをもたらす。もし今、誰かがこのモデルを終わらせたいと思っているなら、世界各国が共同で協議すべきであり、西側諸国が勝手に決めるようなことがあってはならない。スリランカの立場は、この問題は世界貿易機関（WTO）によって判定されるべきであり、一方的な変更は間違いだということだ」と述べました。（鵬、MN）