北京
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【国産編】
河辺的錯誤(川辺の過ち)
公開日:2023年10月21日
監督:魏書鈞(ウェイ・シュージュン)
主演:朱一龍(チュー・イーロン)曾美慧孜(ツアン・メイホイツ)侯天来(ホウ・ティエンライ)
今年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、第7回平遥国際映画祭のオープニング作品としてこの10月11日に上映された話題の中国ノワール『河辺的錯誤(川辺の過ち)』が早くも21日に中国本土で一般公開スタート! 1990年代の中国の田舎町を舞台に、川辺で老婦人の遺体が発見される事件が発生。そこから始まる一連の殺人事件の捜査に当たる刑事が、次第に浮き彫りになる事件の真相に向き合う様子を描いています。主演は、10月17日から24日にかけて開催される2023東京・中国映画週間に正式出品された『ロスト・イン・ザ・スターズ(原題「消失的她」)』(2023)などの朱一龍(チュー・イーロン)、陳果(フルーツ・チャン)監督の『三人の夫(原題:三個丈夫)』などの曾美慧孜(ツアン・メイホイツ)、甄子丹(ドニー・イェン)が主演とプロデューサーを務める『捜救(Come Back Home)』などの侯天来(ホウ・ティエンライ)など。監督は、カンヌ国際映画祭の代わりに実施されたイベント「CANNNES2020」に登場した話題の中国映画『野馬分鬃(Striding into the Wind)』で知られる新鋭、魏書鈞(ウェイ・シュージュン)。今作は彼の3作目の長編作品で、前2作品に続いてカンヌ映画祭でのプレミア上映を果たしました。また、この作品はこれから11月19日から26日にかけて東京・有楽町朝日ホール、ヒューマントラストシネマ有楽町で開催される第24回東京フィルメックスに「川辺の過ち」という題名で出品される予定です。
【国産編】
一個和四個(一人と四人)
公開日:2023年11月1日
監督:久美成列(ジグメ・ティンレー)
出演:金巴(ジンパ)王錚(ワン・ジェン)更旦(クンデ)
2021年第34回東京国際映画祭コンペティション部門に「一人と四人」という題名で出品され、ワールドプレミア上映された中国チベット映画『一個和四個』が、2年越しの中国本土公開を実現! チベット族作家・江洋才譲の同名小説を原案にした本作は、密猟が横行するチベットの雪山で、山小屋の管理人の前にひとりの男が現れ、やがてひとり、またひとりとクセのある男たちが山小屋を訪れる様子が描かれています。今年5月に急逝したチベットの監督・万瑪才旦(ペマ・ツェテン)がプロデューサーを務め、万瑪才旦の息子で新鋭の久美成列(ジグメ・ティンレー)監督がメガホンをとっています。この作品は昨年7月に中国のFIRST青年映画祭にも出品されました。
(ミン・イヒョウ、梅田謙)