中国の中東問題担当特使 パレスチナ外務省のジャド第1副部長と電話会談

2023-10-12 13:22:27  CRI

 中国政府中東問題担当特使である翟隽(てき・しゅん)大使は11日、イスラエルとパレスチナの情勢について、パレスチナ外務省のジャド第1副部長と電話会談を行いました。

 翟大使は、「中国はイスラエルとパレスチナの間で衝突が激化し、多くの罪のない民間人に死傷者が出ている現状に深く心を痛めており、パレスチナの安全と人道情勢が深刻に悪化していることを深く憂慮している。直ちに停戦し、民間人を守ることが急務だ」と指摘し、「イスラエルとパレスチナの間で繰り返される紛争を鎮めるための活路は、『二国家解決』に立ち戻って和平交渉を復活させ、独立したパレスチナ国家を樹立し、イスラエルとパレスチナの平和共存を実現することにある。中国は引き続き停戦を推進し、パレスチナ問題の全面的で公正、かつ永続的な解決を推進するために建設的な役割を果たしていく」と示しました。

 ジャド第1副部長は、中国がパレスチナ問題で長期にわって正義の立場を堅持し、積極的に和平を勧め、交渉を促してきたことに感謝の意を示し、「現在、パレスチナの人道情勢は非常に厳しく、国際社会は停戦と暴力・混乱の収拾推進に責任を負うとともに和平交渉を再開し、『二国家解決』に基づいて独立したパレスチナ国家を樹立すべきである。パレスチナは中国を信頼しており、中国が現在の情勢下で引き続き建設的な役割を発揮することを望んでいる」と述べました。(雲、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集