【CRI時評】10周年を迎えた「一帯一路」がうそ偽りのないずっしりとした成果を収められた理由

2023-10-11 17:24:30  CRI

 アルゼンチンメディアのTiempoはこのほど、「一帯一路10周年:グローバルサウスのチャンス」との見出しを打ち、10月に北京で開催される第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムについて紹介した。これまでに130余りの国と30余りの国際機関の代表が参加することが確認されている。このフォーラムはなぜこれほど人気があるのか。それは、「一帯一路」共同建設イニシアチブが10年間に収めてきた、うそ偽りのないずっしりとした成果が世界に発展のボーナスをもたらし続けているためだ。

 10年前、中国の習近平国家主席は、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」の共同建設を提唱した。2023年6月末時点で、150余りの国と30余りの国際機関が200件余りの「一帯一路」共同建設に関する協力文書に署名した。中国・ラオス鉄道、ジャカルタ・バンドン高速鉄道、ピレウス港などの象徴的なプロジェクトが相次いで完成して稼働した。中国は28カ国・地域と21件の自由貿易協定に署名した。中国の対外職業教育協力機関「魯班工房(ルーバン・ワークショップ)」、無償の眼科医療活動「光明行」、菌草などの「小さいながらも美しい」協力ブランドが誕生した。中国と「一帯一路」共同建設国との貿易総額は累計19兆1000億ドルに上る。

 「一帯一路」共同建設イニシアチブの提唱は、人々の発展への訴えに符合し、中国の発展だけでなく世界の発展にもつながる。この初志は、全世界が発展するための難題解決に「中国のプラン」を提供し、その成功の最も直接的な原因でもある。

 「一帯一路」は閉鎖的で狭い「小サークル」を形成するのではなく、「共商、共建、共享(共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う)」を堅持してきたことが、10年間の共同建設の実践から分かる。地政学ゲームという古い思考を超えて、国際協力の新たな模範を創出した。サミットフォーラムのリーダーシップから、二国間協力メカニズムの継続的強化、エネルギー・税制・金融・人文などの各分野における多国間協力プラットフォームの質の向上と高度化に至るまで、この10年間に「一帯一路」共同建設は、協力理念、協力メカニズム、具体的行動という「三位一体」の全方位的かつバランスの取れた発展を実現し、各国の人々に真の恩恵をもたらしてきた。

 さらに重要なのは、このイニシアチブを通じて、共同建設国の人々が、相互理解と意思疎通を深め、文明間の交流と学び合いを推し進めたことだ。

 一つのイニシアチブが10年間に150余りの国の夢の実現に向けた情熱をかき立てた。地政学的な衝突が絶えず、世界経済の回復が力強さに欠ける中、このイニシアチブの価値はさらに際立ち、中国と世界に新たな「チャンスの窓」を開くことになるだろう。(CRI論説員)

 

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