北京
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生体模倣航空機「伝書鳩」
中国西北工業大学の研究チームが開発した生体模倣航空機「伝書鳩」がこのほど、3時間5分30秒の航続時間で、羽ばたき型ドローンの1回の充電飛行時間のギネス世界記録を更新しました。同チームによると、「伝書鳩」はあまりにもリアルで、試験飛行中に他の鳥が一緒に飛んだり、猛禽に追われたこともあるということです。
これまでの世界記録は2022年11月に記録された2時間34分38秒で、同じく同チームが作ったものです。当時の生体模倣航空機に比べて、「伝書鳩」は機体がさらに小さく、翼の幅が半分、重さが4分の3減りました。
生体模倣羽ばたき型ドローンは鳥類などの生物が羽ばたきながら飛行する方法を模倣したもので、軽く、体積が小さく、騒音が小さいため、本物の生物にそっくりで、隠しやすい、持ち運びやすいなどの特徴があります。一般的には手投げで離陸し、滑空着陸するため、離着陸は場所の制限を受けず、緊急時の救援情報の取得や野外生物の科学観測など多くの分野に応用できるとされています。(閣、藤井)