国際連合食糧農業機関 9月の世界食品価格指数 前月とほぼ横ばい

2023-10-07 17:15:39  CRI

 国際連合食糧農業機関が6日に発表したデータによると、9月の世界食品価格指数は121.5ポイントで、8月とほぼ同じ水準でしたが、前年同月比では10.7%下落したことが分かりました。

 データによると、9月の世界の各種食品価格は上昇と下落が相互に現れ、植物油の価格指数は8月より3.9%下落し、パーム油、ヒマワリ油、大豆油、菜種油の国際提示価格はいずれも下落しました。これは季節的な生産量の増加と世界の輸出供給が十分であることが一部の原因だとみられます。また、乳製品と肉類の価格はそれぞれ前月比2.3%と1%下落しました。

 食用砂糖の価格指数は8月より9.8%上昇し、2010年11月以来の最も高い水準となりました。タイとインドの2つの主要生産国の生産量はエルニーニョ現象が関係し、低下する見通しです。また、トウモロコシ価格指数は前月比で7%上昇しました。これは国際需要が旺盛で、アルゼンチンの販売が鈍化し、米ミシシッピ川の水位低下によるはしけ賃の上昇が主な原因です。(TONG、CK)

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