北京
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杭州の有名観光地といえば西湖がよく知られていますが、市中を波打つように流れる大河銭塘江(せんとうこう)も杭州の美しい景観から外せません。現在開催中のアジア競技大会(杭州アジア大会)の開幕式が行われた杭州オリンピックセンター体育場は銭塘江の東に隣接しています。アジア大会でボランティアをする学生が「ぜひ銭塘江周辺を歩いてほしい」と話していたので、訪ねてみました。

(図1)大運河銭塘江 対岸は杭州のシンボル城市陽台
整備された堤防からは、アジア大会の杭州PRでよく目にする城市陽台が一望でき、黄金に光る丸い杭州国際会議センターがひと際目立って見えます。
堤防部分は広く、さらに内側は歩道と自転車道に分かれていて、それぞれの用途に応じて安全快適に行き来ができるほか、陸上トラックに使用されているタータン道もあり、ランニングをする人も少なくありませんでした。

(図2)用途に応じて安全な通行ができるよう分かれた歩道と自転車道

(図3)ランニング用のタータン道を行きかう市民
また、「スポーツ」という看板や、バスケットができるスペースなどもあって、市民のスポーツ促進を図る杭州市の姿勢がうかがえます。
一瞬小さい車が走って来たのかと思いきや、堤防には清掃ロボットが行きかっていて、クリーンな環境が保たれています。国慶節で多くの人が訪れていましたが、およそ5キロ余りの道すがら、ごみは見当たりませんでした。

(図4)銭塘江の堤防を行きかう清掃ロボット
アジア大会開催決定後とそれ以前の杭州の変化について市民に聞いてみると「杭州の変化はとても大きいです。市中のいたるところが整備されて、この2、3年でどんどん新しい建物ができました。とくに銭塘江のあたりはがらりと変わってとてもきれいになりました」と自信に満ちた笑顔で話していました。

(図5)市民の憩いの場となっている銭塘江
銭塘江を臨むと発展した杭州と今なお開発を続ける杭州のどちらをも感じることができます。(図6)は上部が城市陽台、下部が建設を続ける杭州の様子です。この二つはほんの5キロほどの距離なので、対岸から見ると二つの風景を同時に楽しむことがでます。

(図6)上 城市陽台 下 開発中のビル群
また、(図7)は杭州アジア大会オリンピック村の周りの景色です。一目瞭然、トウモロコシ畑が広がっています。畑や更地だった場所がアジア大会を受けて開発されたことがよくわかります。今から、数年後の杭州の姿を想像せずにはいられません。(文 小林千恵)

(図7)杭州オリンピック村の周りの景色