中国の自動車輸出台数　今年400万台を超える見通し

　2023天津国際モーターショーが28日に開幕しました。モーターショーでは、今年の中国からの自動車輸出台数が400万台を超え、中国が世界最大の自動車輸出国になる見込みだと発表されました。

　データによると、今年1~8月の中国の自動車輸出台数は前年同期比61.9%増の294万1000台でした。中国の自動車輸出は急激に増加しており、近年、輸出台数が連続して200万台と300万台の大台を突破しただけでなく、自動車1台当たりの価格も大幅に上昇して、2018年の8万5000元（約173万5000円）から2022年には12万2000元（約249万1000円）に上昇し、輸出地域も徐々に欧州や北米などの先進地域の市場に拡大しています。データによると、2022年にはEU域内の電気自動車市場においては中国ブランドのシェアが8%を占めており、2025年までには15%まで拡大する可能性があると予想されています。中国製自動車がますます多くの海外の消費者から人気を集めているのは、電動化とスマート化の面で中国車の比較優位性を感じているからだということです。（ヒガシ、坂下）