北京
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中国西部・四川省の成都から宜賓までの高速鉄道の敷設工事が21日、合同調整試験を開始しました。工事が検収の重要な段階を迎え、全線の早期開通に向けて準備がしっかり整ったことを示しています。
紹介によると、成都から宜賓までの高速鉄道は、新たに建設される成都東から宜賓東までの高速鉄道(以下「成宜高速鉄道」と略称)と、同じく新たに建設される重慶から昆明までの高速鉄道の宜賓東から宜賓までの区間(以下「渝昆高速鉄道宜賓区間」と略称)からなり、成宜高速鉄道の成都東駅から渝昆高速鉄道の宜賓駅までを結びます。成都から宜賓までの高速鉄道は複線高速鉄道で、本線の設計時速350キロ、全長は約264キロで、成都東、天府、自貢、宜賓など12の駅が設置されています。
今回の合同調整試験は成都東駅から宜賓駅までの全線で行われます。この区間は2019年3月に着工され、今年7月に全線でレールの敷設が完了し、8月1日から運行前検収に入った後、9月21日に合同調整試験の段階に入りました。
成都から宜賓までの高速鉄道は、中国の「八縦八横(南北方向、東西方向各8 ルート)」の高速鉄道網を構成する「京昆(北京‐昆明)通路」の重要な一部であり、成都、昆明、重慶、貴陽、上海などの都市を結ぶ重要な旅客輸送通路を構成します。(Mou、坂下)