北京
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中国新聞出版研究院が20日、中国西部の甘粛省敦煌市で発表した「2022-2023中国デジタル出版産業年次報告書」によると、中国のネット文学の2022年の海外での売上高は30億元(約611億円)を超え、海外ユーザー数は1億5000万人を超えました。海外でも購読できる中国のネット文学作品は2022年末までに1万6000点を超え、そのうち書籍化された作品が6400点以上、オンラインで購読できる翻訳作品が9600点以上となっており、100以上に細分化される15のジャンルが形成されています。なかでも、都会生活を描くものや、西洋ファンタジー、東洋ファンタジー、ゲーム・競技、SFが最も人気のある五大ジャンルとなっています。
報告書はまた、2022年は中国のネット文学の市場規模がいっそう拡大し、作品数と作者の人数が着実に増加していると指摘しています。ネット文学作家の人数は累計2200万人を超え、国内の重要なインターネット小説サイトの新規登録著者数は前年同期比13%増の260万人以上に達し、「90後(1990年代生まれ)」を代表とする青年層の著者がネット文学創作の中堅になりつつあります。また、2022年末までにインターネットで公開されたネット文学作品は累計3400万点を超え、デバイスで閲覧可能なデジタル作品総数の6割以上を占めているということです。(ZHL、坂下)