国連人権理事会特別報告者 日本の放射能汚染水海洋放出への関心呼び掛け

2023-09-20 11:25:25  CRI

 第54回国連人権理事会で19日、有害廃棄物処理の人権への影響に関する特別報告者との対話が行われました。中国の代表が人権理事会で日本の放射能汚染水海洋放出を人権侵害と批判し続けたことが強烈な反響を呼んでいます。人権理事会の特別報告者は対話の中で、日本の放射能汚染水海洋放出問題に国際社会が高い関心を示すよう呼び掛けました。 

 人権理事会の特別報告者によりますと、低放射線量の放射能汚染水であっても、海に大量に放出すると生態系に計り知れない結果をもたらすことが研究によって示されています。国際社会は日本の放射能汚染水海洋放出問題に高い関心を示すべきであり、既存の放射能汚染水海洋放出に関する国際安全基準は速やかな更新が望まれます。 

 サモアと朝鮮の代表は発言の中で、日本の放射能汚染水海洋放出は海洋生物の多様性と小島しょ発展途上国の食糧の安全に重大な脅威をもたらし、太平洋沿岸諸国だけでなく世界の人々の人権を侵害していると指摘し、国際社会が共同で日本の放射能汚染水海洋放出に反対するよう呼び掛けました。(雲、柳川)

ラジオ番組
KANKAN特集