中国本土映画興行週間ランキング(2023.9.11-2023.9.17)

2023-09-20 15:29:16  CRI

 クライムサスペンス『第8個嫌疑人(Dust To Dust)』が2週連続1位をゲットし、興行収入は3億元(約60億円)を突破!米人気シリーズの最新作2本が同時エントリー。世界的アクションスターが結集する名シリーズ「エクスペンダブルズ」の4作目『エクスペンダブルズ ニューブラッド(中国題:敢死隊4:最終章)』が初登場2位。名探偵エルキュール・ポアロシリーズの第3作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(中国題:威尼斯驚魂夜)』が初登場7位でした。

単位:万元

 

~作品紹介~

【1位】第8個嫌疑人(Dust To Dust)
公開日:2023年9月9日
監督:李子俊(ジョナサン・リ)
主演:大鵬(ダーポン)林家棟(ラム・カートン)張頌文(ジャン・ソンウェン)斉溪(チー・シー)

 クライムサスペンス『第8個嫌疑人(Dust To Dust)』が2週連続1位を獲得!本作は1995年に中国で一大センセーションを巻き起こした実在の事件「1500万元(約3億円)に及ぶ巨額の銀行強盗事件」をもとに制作されたもので、『狂獣(The Brink)』(2017)などで知られる香港出身の李子俊(ジョナサン・リ)監督がメガホンを取っています。

【2位】エクスペンダブルズ ニューブラッド(中国題:敢死隊4:最終章)
公開日:2023年9月15日
監督:スコット・ウォー
出演:ジェイソン・ステイサム 50セント ミーガン・フォックス ドルフ・ラングレン トニー・ジャー イコ・ウワイス ランディ・クートゥア アンディ・ガルシア シルヴェスター・スタローン

 シルヴェスター・スタローンをはじめ、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、アーノルド・シュワルツェネッガーなど世界的アクションスターが名を連ねる名シリーズ「エクスペンダブルズ」の4作目が中国本土で一般公開スタート。同シリーズ10年ぶりの新作であり、最終章にあたります。シリーズお馴染みのキャストが勢ぞろいするほか、50セント、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、アンディ・ガルシアといった豪華な新規メンバーも参戦。本作では、脅威をもたらす爆破犯罪を阻止すべく、最強の傭兵軍団「エクスペンダブルズ」が活躍する様子が描かれています。日本での公開は来年1月の予定。

【3位】孤注一擲(No More Bets)
公開日:2023年8月11日
監督:申奥(シェン・アオ)
主演:張藝興(レイ)金晨(ジン・チェン)咏梅(ヨンメイ)王伝君(ワン・チュエンジュン)王大陸(ダレン・ワン)

 韓流グループ出身のトップアイドル・張藝興(レイ)が主演を務める『孤注一擲(No More Bets)』がロングヒットを記録中!本作は実在の詐欺事件を題材にした犯罪アクションで、就職詐欺の罠にかかり海外に渡ったあと、監禁と強制労働に巻き込まれる若い男女の脱出劇を描いたものです。レイがプログラマー役を演じているほか、脚本にも参加しました。

【4位】オッペンハイマー(中国題:奥本海默)
公開日:2023年8月30日
監督:クリストファー・ノーラン
主演:キリアン・マーフィー エミリー・ブラント マット・デイモン ロバート・ダウニー・Jr. フローレンス・ピュー

 『インセプション』や『インターステラー』など数々のヒットを飛ばしてきたクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(中国題:奥本海默)』が中国本土でトップ5をキープ。本作は世界初の原子爆弾を開発した「原爆の父」として知られる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画で、主人公を演じたのは、『プルートで朝食を』(2005)や『麦の穂をゆらす風』(2006)などのキリアン・マーフィーです。

【5位】封神第1部:朝歌風雲(Creation of The Gods Ⅰ:Kingdom of Storms)
公開日:2023年7月20日
監督:烏爾善(ウー・アルシャン)
主演:費翔(クリス・フィリップス)李雪健(リー・シュエジェン)黄渤(ホァン・ボー)于适(ユイ・シー)陳牧馳(チェン・ムーチー)夏雨(シャー・ユイ)袁泉(ユエン・チュエン)娜然(ナー・ラン)

 ファンタジーアクション大作、実写版『封神演義(ほうしんえんぎ)』三部作の第1弾が中国本土でロングヒットを記録中!早くも来年公開予定の2作目への期待が膨らんでいます。シリーズでメガホンを取っているのは『妖魔伝 レザレクション(原題:畫皮II)』(2012)や『ソード・ロワイヤル(原題:刀見笑)』(2011)などのアクション大作で知られる烏爾善(ウー・アルシャン)監督。メインキャストには数多くの新人が起用されたほか、中国を代表する俳優の一人、黄渤(ホァン・ボー)が姜子牙役を、往年のアイドル・費翔(クリス・フィリップス)が紂王役をそれぞれ演じています。日本での公開は未定です。

【6位】鸚鵡殺(Dancing Green)
公開日:2023年8月11日
監督:麻贏心(マー・インシン)
主演:周冬雨(チョウ・ドンユィ)章宇(ジャン・ユー)張宥浩(ジャン・ヨウハオ)

 中国で蔓延する“ロマンス詐欺”の一種である「殺猪盤」を題材にしたクライムサスペンス『鸚鵡殺(Dancing Green)』が6位に初登場!女性監督の麻贏心(マー・インシン)がメガホンを取り、主演作『燃冬(The Breaking Ice)』が公開されたばかりの周冬雨(チョウ・ドンユィ)や、『薬の神じゃない!(原題:我不是藥神)』(2018)や『素晴らしき眺め(原題: 奇迹·笨小孩)』(2022)などの章宇(ジャン・ユー)、『交換人生(Five Hundred Miles)』(2023)などの張宥浩(ジャン・ヨウハオ)が主演を努めています。

【7位】名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(中国題:威尼斯驚魂夜)
公開日:2023年9月15日
監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー ミシェル・ヨー ティナ・フェイ ジェイミー・ドーナン

 人気俳優・ケネス・ブラナーが監督と主演を務める名探偵エルキュール・ポアロシリーズの第3作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(中国題:威尼斯驚魂夜)』が9月15日に中日米同時公開スタート。本作は2017年公開の『オリエント急行殺人事件(中国題:東方快車謀殺案)』と2022年公開の『ナイル殺人事件(中国題:尼羅河上的惨案)』に次ぐもので、第一線を退いた名探偵エルキュール・ポアロが、交霊会で客が殺害されるという怪事件の解決に挑みます。昨年『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞に輝いた中華圏の名女優・ミシェル・ヨーや、ゴールデングローブ賞の司会を務めた女性コメディアンのティナ・フェイ、『ベルファスト』で親子役を演じたジェイミー・ドーナンとジュード・ヒルらが共演。

【8位】学爸(Papa)
公開日:2023年8月18日
監督:蘇亮(スウ・リャン)
主演:黄渤(ホァン・ボー)単禹豪(シャン・ユイハオ)閆妮(イェン・ニー)張鈞甯(チャン・チュンニン)

 子育てに苦戦中の中国の親たちの苦楽に迫るコメディ映画『学爸(Papa)』が好評上映中。競争がますます激しくなる現在の中国社会では、子供の進学は親にとって最大の課題とされています。そんな課題に直面する父親を、中国のトップ俳優・黄渤(ホァン・ボー)が好演しています。

【9位】不虚此行(All Ears)
公開日:2023年9月9日
監督:劉伽茵(リウ・ジャーイン)
主演:胡歌(フー・ゴ―)呉磊(ウー・レイ)斉溪(チー・シー)娜仁花(ナー・レンファ―)甘昀宸(ガン・ユンチェン)黄磊(ホァン・レイ)

 第73回ベルリン国際映画祭に出品され、今年第25回上海国際映画祭のメインコンペティション部門「金爵奨」で最優秀監督賞と主演男優賞を受賞した話題の中国映画『不虚此行(All Ears)』が一般公開中。さえない脚本家が「弔辞作家」として活動するのをきっかけに自身の人生と向き合っていくヒューマンドラマです。日本での公開は未定。

【10位】我経過風暴(The Woman in the Storm)
公開日:2023年8月17日
監督:秦海燕(チン・ハイイェン)
主演:佟麗婭(トン・リーヤー)呉昱翰(ウー・ユーハン)王影璐(ワン・インルー)張宥浩(ジャン・ヨウハオ)黄璐(ホァン・ルー)

 DV(家庭内暴力)がテーマの中国映画『我経過風暴(The Woman in the Storm)』がトップ10をキープ。これまで脚本家として活躍してきた秦海燕(チン・ハイイェン)の初監督作品で、DV被害を受けた女性が女性弁護士と共にDV夫に立ち向かう物語です。

(ミン・イヒョウ、梅田謙)

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