沖縄議員100名超が辺野古基地建設に反対

2023-09-17 16:21:32  CRI

 米軍普天間基地の辺野古への移設に反対する沖縄県の24の市町村議会の議員107名が、有志の会を立ち上げ、16日に那覇市内で記者会見を開き、日本政府による辺野古基地建設の強行に失望と憤りを示しました。

 南城市議会の瑞慶覧長風議員は会見で、「沖縄県民は県民投票や県知事選で明確に反対しているにも関わらず、最高裁は沖縄県民の思いを見ずに、基地建設を県に対して進めなさいと言ってきた。大変残念に思う」と話しました。

 また、名護市議会の多嘉山侑三議員は、「技術的に問題があることを訴えているにも関わらず、最高裁の判決では全く触れられていない。沖縄防衛局による『行政不服審査法』の乱用について沖縄県が国土交通省を訴訟したが、敗訴に終わってしまった」と示しました。

 日本の民意を無視した最高裁の判決により、沖縄県と県民は辺野古基地の建設を阻止する法的保護を失うことになりました。しかし、基地移設に反対し、完全移転を求める県民の立場は少しも揺るがず、議員たちは「今後も抗議活動を続けていく」と示しました。

 沖縄県北谷町議会の仲宗根由美議員は、「私達が何度民意を示しても、日本政府が強行して基地を建設するという歴史が、いままさに刻まれている。それでも沖縄県民は諦めなかったという歴史を刻みたい」と話しました。(閣、謙)

ラジオ番組
KANKAN特集