北京
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和歌山県アドベンチャーワールドで行われた「永明」31歳の誕生日を祝うイベント(大阪駐在中国総領事館提供)
9月14日は、長らく日本で暮らしてから今年2月に中国に戻ったジャイアントパンダ「永明」の31歳の誕生日でした。中国駐大阪総領事館、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド、四川省文化観光庁、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地、中国駐大阪観光事務所はこの日、共同でオンラインとオフラインの方式で「永明」の31歳の誕生日を祝いました。日本側会場には1000人以上が足を運び、さらにオンラインでは1万人近くが生中継を楽しみました。
「永明」は1992年9月14日生まれで、1994年9月6日に和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドに渡って日本での暮らしを始めました。そして今年2月22日には、「桜浜(おうひん)」と「桃浜(とうひん)」の双子パンダとともに成都ジャイアントパンダ繁育研究基地に戻りました。薛剣中国在大阪総領事は2022年12月17日、「永明」に「中日友好特使」の称号を授与しました。
14日のイベントでは「永明」「桜浜」「桃浜」の帰国後の生活の様子が放映され、興味深い画面に感動して涙を流す来場者もいました。
方煒中国在大阪副総領事は日本のファンに対して、「機会があれば成都を訪れ、古い友人の『永明』一家を尋ねることを歓迎する」と述べた上で、「パンダ愛」を「人の世の愛」に高め、両国国民の心の触れ合いを共に推進することに期待を示しました。
和歌山県の下宏副知事は、「永明」が和歌山県で暮らした28年間、16頭の子の父となり、日本だけでなく世界中に喜びをもたらしたと述べ、さらに2022年に和歌山県が四川省と姉妹県省と結べたのは、「永明」の貢献と密接にかかわっていると強調しました。(朱、鈴木)