国連2030アジェンダ 子どもの極度の貧困解消実現難

2023-09-14 14:42:19  CRI

 国連児童基金(ユニセフ)と世界銀行が13日に発表した報告書によると、現在の進展速度では、持続可能な開発のための2030アジェンダに盛り込まれた子どもの極度の貧困の解消といった目標は実現不可能になります。また、報告書は「2022年、世界中の6分の1(3億3300万人)の子どもが極度の貧困の中で暮らしている」と推定しています。

 サハラ以南のアフリカの負担が最も重く、子どもの40%が極度の貧困の中で暮らしているうえ、同地域が極度の貧困状態に置かれている世界の子ども全体に占める割合も2013年の54.8%から2022年の71.1%に増えました。これに対して、中東や北アフリカを除いたその他の地域では、子どもの極度貧困率が着実に低下しています。

 報告書は、「世界的に見ると、世界人口の3分の1にすぎない子どもが、極度貧困人口に占める割合は半分以上に達している」と強調しました。(朱、野谷)

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