北京
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飛行中の天舟5号と宇宙ステーション結合体
中国有人宇宙プロジェクト弁公室によりますと、宇宙貨物船「天舟5号」は予定の任務を完了し、北京時間12日午前9時13分(日本時間同10時13分)に制御下で大気圏に再突入しました。宇宙貨物船のパーツの大部分は大気圏再突入の過程で燃え尽き、少量の残骸が南太平洋の所定の安全な海域に落下したとのことです。
天舟5号に積載された多くの宇宙応用プロジェクトが順調に進みました。中でも、天舟5号が2022年12月18日に成功裏に放出した「マカオ学生科学普及衛星1号」は現在、軌道上で安定運行しており、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)、海峡両岸、世界各地のアマチュア無線愛好家に良好な宇宙科学実践プラットフォームを提供し、宇宙科学普及教育における大陸部とマカオの深いレベルでの協力と交流を力強く推進しています。計画によりますと、双方は今後も協力を持続的に深化させ、マカオの青少年に向けてより広範かつ豊富な宇宙科学交流活動を展開し、マカオの科学技術革新を絶えず推進し、マカオのために多元化発展の新たな原動力を育成します。
また、宇宙水素燃料電池の軌道上実験も成功を収めました。これは宇宙燃料電池エネルギーシステムの開発と重要技術の難関攻略をデータ面・理論面から支え、将来的な宇宙燃料電池の応用と発展を推進するものです。 (任春生、柳川)