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インドのモディ首相からG20議長国を引き継ぐブラジルのルーラ大統領
インドのニューデリーで開かれたG20首脳会議に出席したブラジルのルーラ大統領は、インドメディア「ファーストポスト(Firstpost)」の取材に応じ、来年ブラジルのリオデジャネイロで開催されるG20首脳会議にプーチン大統領が出席するようプーチン大統領に要請したと明らかにし、「プーチン大統領がブラジルを訪れてG20首脳会議に参加しても、ブラジルでは絶対に逮捕されることはない」と明言しました。
オランダのハーグに本部を置く国際刑事裁判所(ICC)は今年初め、プーチン大統領に逮捕状を出しました。ブラジルは「国際刑事裁判所に関するローマ規程」の締約国ですが、国際刑事裁判所の「逮捕状」について、ルーラ大統領は「プーチン大統領が気楽にブラジルに行けると信じている。私がブラジル大統領である限り、プーチン大統領がブラジルに来ても逮捕されることは決してない」と述べました。
一方、ルーラ大統領はロシアの「特別軍事作戦」を批判し、ブラジルが「いかなる国の領土保全を破壊する行為」にも反対していることを強調しました。ルーラ大統領は、戦争は問題を解決する手段ではなく、平和的な努力を通じて紛争を解決することを望んでいると表明しました。
今回のG20首脳会議は9月9日から10日までインドのニューデリーで開催され、ラブロフ外相がプーチン大統領の代わりにロシアを代表して出席しました。(任春生、藤井)