病院船「平和方舟号」が「調和の使命-2023」任務を完了

2023-09-12 15:38:53  CRI

 「調和の使命-2023」と名づけられた任務を遂行していた中国海軍の病院船「平和方舟号」は10日、最終訪問地の東ティモールでの活動を順調に終えて帰国の途に就きました。

 「平和方舟号」の東ティモール訪問は6年ぶりで、地元の人々や華人華僑に歓迎されました。「平和方舟号」は前後して5つの医療専門チームを同国の国防省、国民警察本部、海軍司令部、リキシャ市に派遣して巡回診察を行いました。また、専門家医療チームの1つは同国の国立病院で共同診療と訓練を行いました。

乗船した東ティモールのホルタ大統領が、主治医と共に白内障患者のガーゼをはがした

 7日間にわたる医療サービスの期間中には、延べ1万947人が診療を、延べ6371人が補助検査を受け、13人が入院治療を受けたほかに、帝王切開や腹腔鏡を使った鼠蹊部ヘルニアの修復や白内障の吸引除去などの手術50例が実施されました。

 東ティモールのホルタ大統領は7日夜、「平和方舟号」で開催されたレセプションに参加する前に医療関係者と、今回の訪問中に船内で誕生した3人目の「平和の赤ちゃん」を見舞いました。

9月5日、東ティモールを訪問した病院船「平和方舟号」で3人目の赤ちゃんが誕生

 平和方舟号病院船は7月3日に浙江省の舟山を出航し、南太平洋の島国のキリバス、トンガ、バヌアツ、ソロモン諸島およびアジアの東ティモールを訪れ、それぞれの国で7日間の人道主義無料医療サービスを提供しました。医療サービスを受けた各国の民衆は延べ4万1358人、補助検査を受けた人は延べ2万5307人に達し、手術192例が行われました。

 東ティモールは今回の任務の最後の訪問国でした。ディリ港を後にした病院船「平和方舟号」は帰国の途に就きました。(任春生、鈴木) 

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