COMACの「C919」の受注数が1千機超に=中国

2023-09-11 14:05:13  CRI

 2023浦江イノベーションフォーラムの開幕式が10日、上海で行われました。フォーラムでは、中国商用飛機有限責任公司(COMAC)党委員会書記・董事長の賀東風氏が「中国の大型機の革新的発展」について紹介しました。

 賀氏は、「現在、世界を飛び回っている航空機の数は毎日延べ10万機で、年間搭乗旅客数は延べ40億人に上る。航空事業の発展は人類のイノベーション発展史そのものだ。中国の大型航空機はイノベーションの中で成長と進歩を遂げており、15年に及ぶ革新と発展を経て、地域路線用の小型ジェット旅客機『ARJ21』、中短距離ナローボディー旅客機『C919』、中長距離ワイドボディー旅客機『C929』(開発中)といった製品ラインナップが初歩的に形成された」と述べました。

 「C919」は航続距離5555キロで、昨年9月に中国民用航空局の型式合格証を取得し、初の発注元に引き渡された後、今年5月28日に商業運航を実現しました。現在までに納品されたのは2機で、受注数はすでに1061機に達しているということです。

 一方、「ARJ21」は、現在までに市場に投入されているのは112機で、受注数は775機に上っています。初の海外クライアントはインドネシアの航空会社「トランスヌサ」で、インドネシア国内だけでなく、インドネシアとマレーシア、シンガポールなどの路線にも就航しており、現在までに延べ860万人の乗客が利用したということです。

 「C929」は中国の開発する初の大陸間ジェット旅客機で、航続距離は1万2000キロに達します。現在は初歩的な設計段階にあるということです。(ミン・イヒョウ、坂下)

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