世界初の都市部夜間光リモートセンシング画像集が発表

北京市の夜間光リモートセンシング画像

　第3回持続可能な開発ビッグデータ国際フォーラムが6日、北京市内で開幕しました。持続可能な開発ビッグデータ国際研究センターは、世界初の都市部の夜間光データを用いたリモートセンシング画像集を発表しました。

　画像集は、持続可能な開発科学衛星1号によって撮影され、同衛星の10メートル解像度による世界105カ国147都市の夜間光データを収録しています。

米ニューヨークの夜間光リモートセンシング画像

　持続可能な開発科学衛星1号は、中国が打ち上げた世界初の持続可能な開発科学衛星で、地表に対するマクロ・動的・広範囲・多負荷による昼夜共同探査を行い、夜間光データや月光などの微光条件下にある地表環境要素の観測における新たな方法やルートを模索し、国連の持続可能な開発目標（SDGs）の関連分野における研究にサービスを提供することができます。

　フォーラムの開会式で、持続可能な開発ビッグデータ国際研究センターと地球観測に関する政府間会合（GEO）は協力協定に調印し、今後はデータの共有、人材の相互訪問、キャパシティービルディングなど複数の分野で協力を展開することで一致しました。（Lin、野谷）