ミュンヘンモーターショー 中国企業の出展が倍増

　ドイツのミュンヘンで開催中のIAAモビリティ（ミュンヘンモーターショー）は4日、メディアデーを迎えました。その後の6日間にわたる展示会では、マイクロモビリティおよび自動車、サプライヤー、技術分野で業界をけん引する企業が、最新の自動車技術やスマートモビリティソリューション、持続可能な交通に向けた革新の成果を紹介します。

　今回は外国の出展業者のうち、中国の業者の数が前年の2倍以上に増加し、中国は開催国のドイツを除いて、出展者数が最も多い国になりました。

　業界関係者からは中国の完成車メーカー、部品サプライヤー、技術ソリューションなどの企業が注目されています。モーターショーの主催者であるドイツ自動車工業会の責任者は、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の取材に対して、「近年は中国の自動車業界の力強い発展と革新の活力を強く感じている。ドイツ企業が中国で活躍しているのと同時に、欧州の道路でも中国車をよく見かけるようになったことを嬉しく思う。今年4月の上海モーターショーでも見られたように、中国はイノベーションなどの分野で世界を大きくリードしており、ドイツが学ぶべき点は多い。持続可能な交通、デジタル化、自動運転など、両国の交通分野の協力の将来性は大きい」と述べました。（鵬、鈴木）