中国で20代の若者が発毛医療の主力に

 おしゃれなウィッグを選ぶ女性

　中国科学院上海栄養・健康研究所と中国新聞網は1日、「2023中国毛髪健康ライフスタイル青書」を共同で発表しました。青書によると、「植毛とヘアケア」が新たな注目点となり、50%の消費者がその両方に注目しています。専門医療機関を利用した人の71%はヘアケア、51%は植毛のためだったということです。

　また、軽度や中度の脱毛症の場合、薬による治療を選択する人が多いということです。脱毛治療の方法がますます豊富になるにつれて、薬やレーザーによる総合的な治療方法は消費者により多くの選択肢を与えています。

　現在では、植毛は機能性から美学性へと進化しているとされています。青書によると、毛髪の健康問題は主に個人のイメージと自信に影響を与え、植毛を選択した人のうち、79%は個人のイメージを損なう際に植毛が必要だと考え、64%は植毛によりイメージアップし、よりすてきになれると考えています。

　また、年配層に比べ、若年層は毛髪の美しさをより重視しており、26%近くの「2000年以降生まれ」の若者は発毛医療における美学設計に高い関心を持っています。そのため、植毛手術に対する需要も簡単な脱毛治療からより個性的な美学分野に移り、眉毛やもみあげ、生え際のラインなどの植毛が若者に人気の新たな項目となっています。植毛は若者が最も好む美容医療の一つとなっています。（閣、藤井）