茅台アイスの次は 「醤香（ジャンシャン）ラテ」ブーム

　貴州茅台（マオタイ）とラッキンコーヒー（瑞幸珈琲）のコラボ商品「醤香（ジャンシャン）ラテ(ミルク部分に茅台酒を入れたラテコーヒー)」の販売が4日、正式に始まりました。

　「醤香（ジャンシャン）ラテ」の販売価格は一杯38元（765円相当）で、クーポン券を使うと半額になります。

　このコーヒーはアルコール度数53度の貴州茅台（マオタイ）酒を混ぜた牛乳を使用しています。口当たりはやはりカフェラテがメインですが、最後の方にほんの少し酒の後味が残ります。ラッキンコーヒーと茅台はこの商品のために周到に準備し、茅台風のシール、紙製のカップスリーブ、“美酒にコーヒー　この一杯が好き”というキャッチコピーで人々の注目を引いています。

数え切れない注文数の「醤香（ジャンシャン）ラテ」

　「この間ニュースを聞いて、今朝いちばんできて並んで、やっと買えた。おいしいけど、コーヒーに茅台酒が入っているので、飲んでから車を運転していいのかどうか心配」と朝8時半にはラッキンコーヒーの店の前に並んでいた劉さんは、オンラインでは購入できないかもしれないと思い、わざわざ実際に店に並んで購入したそうです。

　飲み物にアルコールが含まれていることについて、ラッキンコーヒーの公式ミニプログラムのカスタマーサービスは、このコーヒーのアルコール含有量は0.5度を下回っているものの、未成年者、妊婦、運転者及びアルコールアレルギーの人が飲むことは推奨しないと回答しています。

　ラッキンコーヒー貴陽市富中才知センター店の店長によると、店員はすでにこの新しいコーヒーの作り方をマスターしており、朝7時の営業開始後、注文は絶えることなく、午後2時には「醤香（ジャンシャン）ラテ」はすべて売り切れ、購入者は若い年齢層が多いそうです。

4日午後、実店舗では「醤香（ジャンシャン）ラテ」が完売

　近年、白酒企業が他の有名なブランドとコラボ商品を出すことが、業界では既に当たり前になっており、特に茅台などの高級白酒ブランドは積極的に“白酒+”を試みて、より多くの可能性を模索しています。数年前の茅台アイスクリームといい、今ブームになっている「醤香（ジャンシャン）ラテ」といい、継続的な試みを通じて若者たちとの距離を縮めていると言って良いでしょう。（ヒガシ、坂下）